SNSでこんな言葉をよく見かけませんか?
- 「昔は児童手当なんてほとんど無かった!」
- 「今のほうが支援が手厚くてズルい!」
- 「うちはもらえなかったのに…」
一見もっともらしい意見ですが、実は “半分だけ正しい” のです。
確かに、今の児童手当は手厚く見えます。
しかし昔には「年少扶養控除」という 今より強力な“実質的な子育て支援” がありました。
この記事では、
- 年少扶養控除とは何か?
- 今の児童手当(2024年12月改正)との違い
- 2人・3人・4人の子ども家庭 × 年収別のリアル試算
- 結局どちらが得なのか?
- なぜ“世代間叩き”は無意味なのか?
を、初めての人でも分かりやすくまとめます。
🔵この記事でわかること
- 「昔のほうが支援が少なかった」というのは半分だけ正しい理由
- 実は昔には 1人あたり71万円控除 の強力な支援があった
- 子ども人数 × 年収別のリアル比較(手当 vs 控除)
- 今の制度のほうが得する家庭はどこか?
- 子育て支援は“親の得・損”の話ではないという結論
- 家計がラクになる具体的な対策
「今のほうが支援が多い」は半分だけ正しい理由

確かに児童手当だけを見ると、今のほうが手厚く見えます。
しかし昔は児童手当が少なかった代わりに、
年少扶養控除(2011年まで)という大きな減税制度がありました。
これを知らない人が多いため
「昔より今が優遇されすぎ」と誤解が広がっています。
年少扶養控除とは?(〜2011年まで存在)

16歳未満の子ども1人につき 71万円(所得税38万+住民税33万) の課税所得が控除されました。
つまり、
👉 その分“税金が安くなる”=実質的な子育て支援。
控除額まとめ
- 所得税:38万円
- 住民税:33万円
- 合計:71万円(1人あたり)
3人いれば
👉 71万 × 3 = 213万円が控除!
これは正直、児童手当より強力な支援でした。
最新の児童手当(2024年12月〜)

2024年12月から児童手当は大幅に拡充されました。
主な変更点
- 所得制限撤廃
- 高校生(18歳年度末)まで対象拡大
- 第3子以降は月3万円に増額
支給額まとめ
| 子の人数 | 支給額(月額) |
| 第一子 | 15,000円 |
| 第二子 | 15,000円 |
| 第三子 | 30,000円 |
特に「3人目以降3万円」は家計インパクトが大きいです。
年少扶養控除 vs 最新児童手当

子ども人数 × 年収別で徹底比較
※税率は簡易モデル(所得税+住民税)
※“昔=年少扶養控除” “今=児童手当” の比較
◆ 年収500万円(税率10%)
子ども2人
- 昔(控除):14.2万円
- 今(手当):36万円
➡ 今のほうが+21.8万円得
子ども3人
- 昔:21.3万円
- 今:72万円
➡ 今のほうが+50.7万円得
子ども4人
- 昔:28.4万円
- 今:108万円
➡ 今のほうが+79.6万円得
◆ 年収700万円(税率20%)
子ども2人
- 昔:28.4万円
- 今:36万円
➡ 今のほうが+7.6万円得
子ども3人
- 昔:42.6万円
- 今:72万円
➡ 今のほうが+29.4万円得
子ども4人
- 昔:56.8万円
- 今:108万円
➡ 今のほうが+51.2万円得
◆ 年収1,000万円(税率23%)
子ども2人
- 昔:32.6万円
- 今:36万円
➡ 今のほうが+3.4万円得
子ども3人
- 昔:48.9万円
- 今:72万円
➡ 今のほうが+23.1万円得
子ども4人
- 昔:65.3万円
- 今:108万円
➡ 今のほうが+42.7万円得
結論:データで見ると「今のほうが有利」が明確

- 子どもが2人でも、ほとんどの年収帯で今が有利
- 子ども3人以上なら、完全に今のほうが圧倒的に有利
- 「昔は児童手当が少なかった」は事実だが、
年少扶養控除があったため支援の実質額は昔も大きい
つまり…
「今の子育て世代が優遇されている」という批判は事実ではない
世代間対立は意味がない理由

子育て支援は“親のご褒美”ではなく、
社会の未来への投資です。
- 支援を受けた世代
- 支援が少なかった世代
- これから子育てする世代
誰かが得して誰かが損する議論には意味がありません。
大事なのは、
- 子育てしやすい社会にすること
- 日本の少子化を食い止めること
です。
「余裕がない」時こそ、まずは自分の家計を整えるべき

とはいえ、叩き合いが起こる背景には
「お金の余裕がない」という切実な事情があります。
だからこそ、
政治批判より“自分の家計を強くする行動”を優先すべきです。
ここからは、あなたの家計を守り、将来の不安をなくすための
“今日からできる3つの行動” をまとめました。
🔶【行動1】家計の見える化
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家計改善の第一歩は 現状把握。
しかし家計簿は続かない人が多い…。
だから、
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🔶【行動2】つみたて投資を始める
→ 初心者は楽天証券 or SBI証券が最適解
児童手当の支給額が増えても、
それを使ってしまっては意味がありません。
教育費も老後もNISAを使うのが最も賢い選択 です。
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🔶【行動3】日常の支払いを“勝手にポイント資産化”する
→ 楽天カード or 三井住友カードNL
支出は避けられないので、
どうせ買うなら“自動でポイントが貯まる仕組み”を作りましょう。
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まとめ:支援の損得より、自分の家計を強くする行動を

最後にもう一度まとめます。
- 昔は児童手当は少なかった
- しかし 年少扶養控除(1人71万円控除)があった
- 最新児童手当は3人目以降3万円で強力
- データ的に 今のほうが圧倒的に支援が厚い
- 世代叩きに意味はない
- 家計を守るには “自分で動く” が最強の対策
そして行動すれば、確実に未来は変わります。
🔽 今日からできる3つの実行リスト
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ありがとうございました。
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