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「NISAとiDeCo、結局どっちからやればいいの?」
共働きで会社員の家庭から、いちばんよく聞かれる質問です。
結論から言うと、正解は家庭ごとに違います。ただ、決めるための順番はシンプルです。この記事では、2019年から積立を続けてきたわが家が、どう考えて決めたかをまとめました。
この記事でわかること
- NISAとiDeCoのいちばん大きな違い
- どっちを優先するかを決める3つの質問
- iDeCoの制度改正で、会社員は何が変わりそうか
- わが家が実際に選んだ順番と、iDeCoを続けている理由
NISAとiDeCoのいちばん大きな違いは「いつ使えるか」
どちらも税金がかからない制度ですが、性格はまったく違います。
- NISA:いつでも売って引き出せる。運用益が非課税で、非課税の期間は無期限。
- iDeCo:原則60歳まで引き出せない。そのかわり、掛金が全額「所得控除」になり、毎年の所得税・住民税が減る。受け取るときには税金のルールがある。
つまり、NISAは「自由に使える非課税の財布」、iDeCoは「老後専用で、今の税金も減らせる財布」です。
どっちを優先するか決める3つの質問
① 生活防衛資金は貯まっている?
まだなら、どちらより先に生活防衛資金です。投資は「使う予定のないお金」で続けるものだからです。
※本記事にはプロモーションが含まれています。 「投資を始めたいけど、現金はいくら残しておけばいいの?」 「生活防衛資金って、みんな何ヶ月分持ってるの?」 共働き5人家族で2019年から投資を続けている私自身も、この「生活防衛資金」の考え[…]
② 60歳より前に使うかもしれないお金?
教育費、住宅の頭金、車の買い替え。60歳より前に使う可能性があるお金は、iDeCoには入れられません。子育て中の家庭は、まずNISAで「いつでも使える資産」を育てる方が安心です。
③ 所得税・住民税はどのくらい払っている?
iDeCoの一番のメリットは、掛金分の税金が減ることです。税率が高い人ほど効果が大きく、収入が少ない時期や扶養内で働いている人は効果が小さくなります。
iDeCoの制度改正で、会社員は何が変わる?
iDeCoは、2026年12月分の掛金(2027年1月の引き落とし分)から、掛金の上限が大きく引き上げられます。
- 企業年金のない会社員:月2.3万円 → 月6.2万円
- 企業年金のある会社員:企業年金の掛金と合わせて月6.2万円までの範囲で、iDeCoの枠も広がる
- 加入できる年齢:原則65歳まで → 条件を満たせば70歳未満まで
上限が上がっても、「原則60歳まで引き出せない」というルールは変わりません。上限いっぱいまで増やすかどうかは、上の3つの質問で決めるのがおすすめです。
※制度の詳細や自分の上限額は、iDeCo公式サイトや加入している金融機関で確認してください。
わが家の順番は「NISAが先、iDeCoはあと」
わが家の答えは、NISAが先、iDeCoはあとです。理由は2つあります。
理由① NISAは引き出しの制限がなく、使い勝手がいい
子育て中は、教育費や住まいのことなど、60歳より前にまとまったお金が必要になる場面が何度もあります。いつでも引き出せるNISAなら、どの場面にも対応できます。
理由② iDeCoは「税金の繰り延べ」で、出口の計画が必要
iDeCoは掛金を払うときに税金が減りますが、受け取るときには税金のルールがあります。退職所得控除などの範囲内なら税金がかからない場合もありますが、退職金と受け取る時期が重なると控除の枠を分け合うことになり、受け取り方の計画が欠かせません。
つまりiDeCoは、税金が「ゼロになる」というより「後ろにずらす」制度です。そのぶん、出口の設計が少し複雑になります。
もちろん、掛金が全額所得控除になって今の税負担が減るのは、iDeCoならではの大きなメリットです。iDeCoも良い制度だと思っています。
それでもiDeCoを続けている理由
実は、わが家はiDeCoも今も続けています。
始めたのは、旧つみたてNISAの時代です。当時のつみたてNISAは非課税で積み立てられる上限が小さく、それを超えて積み立てたいお金がありました。そこで、上限を超える分の受け皿としてiDeCoも使っていました。
その後、新NISAで非課税で投資できる枠が大きく広がりました。そこで今は、積立の中心をNISAに移し、iDeCoは掛金を最小限に減らして続けています。
制度が変われば、最適な配分も変わります。一度決めた配分をそのままにせず、制度が変わったタイミングで見直すのがおすすめです。
夫婦でどう分けている?
共働きなら、NISAもiDeCoも夫婦それぞれが使えます。
わが家は、夫婦それぞれが同じような考え方・割合でNISAとiDeCoを使っています。どちらか一方に寄せず、2人とも「NISAが中心、iDeCoは最小限」という同じルールにしておくと、家計全体で管理しやすくなります。
これからNISAを始めるなら、証券口座と銀行口座はセットで
わが家が使ってきたのは、次の2つの組み合わせです。給料が入る銀行と証券口座をつなげておくと、積立が自動で回り続けます。
- 楽天証券+楽天銀行(クレカ積立は楽天カード)
- SBI証券+ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行。クレカ積立は三井住友カード(NL))
まとめ:迷ったら「NISAから」、余裕ができたらiDeCo
- NISAはいつでも使える。iDeCoは60歳まで使えないが、今の税金が減る
- 決める順番は、生活防衛資金 → 60歳前に使うお金か → 税金をどれだけ払っているか
- iDeCoの上限は2026年12月分から大きく上がる。でも「全部入れる」が正解とは限らない
NISAの始め方はこちら、楽天証券でのiDeCoの始め方はこちらにまとめています。
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