【NISA神改正】新NISAのメリット5選と活用方法について解説

らん
令和5年度税制改正大綱でNISAが神改正しましたね
ナビ
新NISAの措置は令和6年1月から適用されます

NISA、生涯投資枠1800万円 非課税期間を無期限

岸田文雄首相が掲げる「資産所得倍増」に向け、少額投資非課税制度(NISA)を2024年1月に拡充する。制度の恒久化とともに非課税で投資できる期間を無期限にし、投資枠も広げる。最大年360万円、生涯投資枠1800万円の範囲内で利用できる。

引用:日本経済新聞

NISAとは投資で得た利益を非課税で受け取れる制度です。

 

政府によるとNISAは資産所得倍増に向けた「7つの政策の柱」の一つとなっています。

日本は2000兆円を超える金融資産がリターンの少ない現預金で保有されています。

この現預金を投資につなげ、「勤労所得」に加え「金融資産所得」を増やしていくことが重要と考えられています。

引用:2,023年2月7日 金融財政事情 掲載

 

ナビ
日本の家系金融資産は米国に比べ現預金比率が高く、投資割合が低いため金融資産が伸び悩んでいます
以下の図は各国の家計金融資産の保有割合です。
らん
預金大国日本

出典:日本銀行調査統計局 家計の金融資産構成

下記グラフは平成28年度金融庁作成レポートの日米英の家計金融資産の推移を表したものです。

らん
明らかに日本だけ伸び悩んでいますね

出典:金融庁 平成28事務年度 金融レポート

いかに日本人は資産運用していなく金融資産が伸び悩んでいるということがわかりますね。

だから政府は「勤労所得」に加え「金融資産所得」を増やしていくことが重要と考えています。

NISAを改正して国民に投資を促しているのですね。

ナビ
勤労所得が伸び悩んでいる今、資産運用してお金にも働いてもらう必要性は高まっていますね
らん
詳しくは以下記事を参考にしてください

新NISAを正しく使いこなせれば非課税で運用ができ金融資産所得は大幅に加速します。

そこで今回は”新NISAのメリット5選と活用方法”について解説します。

本記事を読めば新NISAの正しい理解が進み投資商品の選択がしやすくなるはずです。

ナビ
まだ投資をしていないという人は本記事をきっかけにぜひ新NISAで投資を始めてください

・新NISAのメリット5選

・新NISAの活用方法

☑️新NISAのメリット5選

①生涯投資枠1,800万円まで非課税

②非課税保有期間無期限化

③旧NISAと併用可能

④非課税投資枠再利用可能

⑤最速5年で非課税枠を使い切れる

①低コストで優良な株式インデックスファンドに

②15年以上淡々と投資し続ける

③暴落がきても売らずひたすら持ち続ける

④ヘタな売買はしない

新NISAメリット5選

生涯投資枠1,800万円まで非課税

出典:金融庁 新しいNISA

新NISAでは生涯非課税で投資できる枠が1,800万円になります。

旧制度では

・NISAは600万円(120万円×5年)

・つみたてNISAは800万円(40万円×20年)

です。

 

旧制度のNISAとつみたてNISAは両方併用できないため、新NISAは非課税枠の大幅増になりました

らん
1,800万円ってとんでもない金額になりましたね
ナビ
大幅な税制優遇ですね。新NISA1800万円の内訳はこの通り

☑️新NISA1800万円の内訳

「成長投資枠」「つみたて投資枠」がある。

☑️「成長投資枠」年間投資上限額240万円/年

☑️「つみたて投資枠」年間投資上限額120万円/年

☑️非課税上限額は取得価額ベース(含み益は入らない。投資元本のみに適用

「つみたて投資枠」での投資対象は、現行のつみたてNISA対象ファンドが買えます。

らん
6000本以上あるファンドの中から、いわゆるぼったくり商品を除いた金融庁お墨付きの優良商品のみです

このつみたて投資枠では1800万円フルに投資可能です。

例えば、つみたて投資枠で月10万×12ヶ月×15年=1,800万円投資できます。

 

一方「成長投資枠」では1800万円のうち1200万円まで投資できます。

「成長投資枠」での投資対象は

⭕️個別株

⭕️米国株

⭕️投資信託

❌債券型ETF(公社債投資信託に該当するもの)

❌レバレッジ商品

❌毎月分配型

となっています。

 

成長投資枠では240万×5年=1,200万円が最大で投資できます。

非課税保有期間無期限化

新NISAは非課税保有期間が無期限化になりました。

いつから投資を始めても1,800万円の非課税枠内であればずーっと永久に非課税で保有できます。

旧制度のつみたてNISAでは非課税期間は20年でした。

らん
非課税対象になる取引は2,018年〜2,042年に投資した取引のみで、非課税期間も投資してから20年という縛りがありました

ところが新NISAは

①非課税対象になる取引はいつ投資を始めた取引でも対象

②非課税期間の縛りもなし

ということで、この制度が維持される限り2030年に投資を始めても、2050年に投資を始めても全部非課税ということです。

つまり

・いつ新NISAで投資を始めた資金でも

・資金を使いたい時にいつ売却しても

・すべて非課税で受け取れます

 

最短5年で非課税枠を埋めても、15年で非課税枠を埋めてもどれも非課税になります。

らん
早く投資を始めた人の方が非課税枠が多くて有利ということにはならないのね

ただし、旧制度のNISAは新NISAと別枠です

旧NISAと新NISAの併用可能なので、すでに旧NISAやつみたてNISAを利用してる人はその分非課税枠は多くなります。

旧NISAと併用可能については次に解説します。

旧NISAと併用可能

新NISAは旧NISAと併用できます。

すでに旧NISAやつみたてNISAで運用してる人は、新NISAとは別にそのまま保有運用を続けられます。

2018年から2,022年分までつみたてNISAで年間40万円×5年間投資した人は200万円分非課税枠が多くなります。

☑️つみたてNISAで年間40万円×5年間投資した人

非課税枠200万円(つみたてNISA分)+1,800万円(新NISA分)=非課税枠2,000万円

☑️旧NISAを利用しなかった人

非課税枠1,800万円(新NISA分)

ただし、旧NISAやつみたてNISAの新規買付は2023年で終了になります。

2024年からは新NISAでの新規買付のみになります。

ナビ
つまり旧NISAと新NISAはまったく別物ということです

非課税投資枠再利用可能

新NISAは非課税投資枠が再利用できます。

新NISAで投資している商品を一度売却したら、売却した分の非課税枠が復活します。

非課税枠が復活するのは「翌年」です。

そして復活するのは、売却金額ではなく「買い付けた時の価額」です。

買付け額ベース、残高(簿価残高)で管理されます。

例えば、

1年目に1800万円のうち、新NISAで100万円投資し1800-100=1700万円になった。そして2年目に買った100万円が値上がりし150万円になり売却した場合、非課税枠は1700万円→1800万円に復活します。非課税枠は売却した翌年に復活します
ナビ
この仕組みにしたのは、1年間の短期間で売ったり買ったりするのを防ぐためと思われます
らん
よく金融機関でも高齢者に短期間で商品を乗り換えさせたりして手数料をぼったくたり損さす回転売買の問題もあるので防止するためでしょう

短期間のトレードで回転売買は本来のNISAの目的とは違うため

・手数料が低く

・広く分散された優良な商品に

・長期目的で運用してね

という金融庁の思いの現れでしょう。

ナビ
ぜひNISA制度の趣旨を理解して着実に資産形成しましょう

最速5年で非課税枠を使い切れる

新NISAは1年間で最大360万円まで投資可能です。

生涯で非課税枠1800万円なので最速で360万円×5年で非課税枠を使い切れます。

だから一年で1800万円フルにはぶっこめません。

ナビ
現実に一年で1800万円投資できる人は少ないと思いますが

新NISAの趣旨は1800万円フルにぶっ込める富裕層向けではなく一般層の底上げを目的としてるので制度の趣旨とは違うのでしょう。

「つみたて投資」の年間上限投資枠は120万円/年

「成長投資」の年間上限投資枠は240万円/年

合計360万円/年です。

つみたて投資枠と成長投資枠で同じ商品を買うこともできます。

たとえば

・イーマクシススリムS&P500インデックスファンドに
・毎月30万円(つみたて投資枠10万円/月、成長投資枠20万円/月)✖️12ヶ月=360万円
360万円×5年=1,800万円
ナビ
ただ最短5年で1800万円投資可能なだけで、無理せずマイペースで投資すればいいですね
らん
他人と投資ペースを比べるものではないですし、環境やリスク許容度も違うので、できる範囲で新NISAを活用していきましょう
投資はあくまで余裕資金でやるのが鉄則です。
必ず生活防衛資金や直近で使う予定のある資金は残しておきましょう。
生活防衛資金とは、収入がなくなった時に生活できなくならないようにするための資金のことです。
生活防衛資金について詳しく知りたい方は「生活防衛資金はいくら必要?預け先は?2年分?500万?独身は?考えてみた」をご覧ください。

新NISAの活用方法

新NISA活用方法の案で、最高効率で資産額を増やしたい人は

①「つみたて投資枠」も「成長投資枠」も同じ商品で

②低コストで幅広く分散された株式インデックスファンドを買う

③S&P500や全米株式のインデックスファンドや全世界株式インデックスファンド(通称オルカン)

④暴落がきてもひたすら持ち続ける

⑤最低15年以上は保有する

 

アメリカのバートンマルキール氏の「ウォール街のランダムウォーカー」での研究結果では、

S&P500を1950年〜2017年のどの期間に投資しても15年以上保有し続ければリターンはマイナスにならなかったということが分かっています。

15年以上保有すれば、+4.2%〜18.9%と一度もマイナスリターンになりませんでした。

1年では−37%〜52.62%と大きく損する可能性もあります。

ナビ
もちろん過去がこうだったからといって今後もマイナスにならないとは言い切れませんがこの過去データは事実です

これは米国株のデータですが、全世界株でも似たような傾向になります。

・低コストのS&P500や全米株式、全世界株式インデックスファンドを

・15年以上保有し続ければ絶対損しないわけではないけど

・限りなく損する可能性は低いと期待できます

らん
もちろん一部の天才投資家の人はこの限りではありません。私含め普通の人は低コストかつ適切に分散された全米株や全世界株インデックスファンドに投資するのが賢明です

①低コストで優良な株式インデックスファンドに

②15年以上淡々と投資し続ける

③暴落がきても売らずひたすら持ち続ける

④ヘタな売買はしない

ナビ
これが多くのひとにとって1番勝率の高いやり方でしょう

いやいやそれでも配当金がどうしても欲しい人は

・米国高配当ETFのVYMに240万円×5年=1,200万円

・イーマクシススリムS&P500インデックスファンドに月10万×12×5年=600万円

合計1,800万円という使い方もできます。

 

ただしNISA枠で日米高配当株投資に投資した場合、デメリットもあります。
・外国税額控除は使えない
・損益通算できない
・配当金再投資によりNISA枠を埋めてしまい元本部分が少なくなる
ナビ
新NISA枠で日米高配当株に投資する場合、それなりのデメリットもあり上級者向けかな
らん
日本株の配当金にかかる20%の税金はNISA枠ではもちろん非課税ですが、外国株同様に配当金再投資により投資効率は落ちます

インデックス投資のように

・毎年年初に360万円一括投資とか

・毎月淡々と積み立てする

・配当も内部で自動に再投資され資金効率がいい

・確定申告もしなくていい

・購入した後はほったらかし

とはいかないということですね。

 

まとめると

・新NISA枠を最大限、最高効率で運用したい人は

つみたて投資枠、成長投資枠ともインデックス投資

・投資効率も良くしつつ配当金も受け取りたい場合は

①つみたて投資枠でインデックス投資、成長投資枠で高配当株投資をする

または

②つみたて投資枠も成長投資枠もインデックス投資、特定口座で高配当株をする

各自が考え判断する必要がありますね。

 

最終、投資目的や考え方に正解はなく、投資を継続できなければ絵に描いた餅です。

 

新NISAは色んな使い方ができるようになったため逆に

・どの投資対象に

・どれくらいの金額や割合で

・どれくらいの期間で

投資するのか迷いますよね。

ナビ
迷う場合は、初心に立ち返ってなぜ投資をするのか自分の投資目的を再確認するのがいいかもしれません
良かったらみなさんの新NISAを含めた投資戦略を教えてください。

楽天証券経済研究所 客員研究員 山崎元氏の新NISA活用方法の記事が参考になるのでどうぞ。

まとめ:新NISAを活用して資産形成を加速していこう

新NISAのメリット5選と活用方法について解説しました。

☑️新NISA制度の概要は

①1人1800万円まで非課税(うち成長投資枠は1200万円)

②最大年間360万円で「つみたて投資枠」は120万円/年、「成長投資枠」は240万円/年

③非課税期間は永久(売却すると非課税枠は復活)

と大幅な神改正になりました。

 

☑️新NISAメリット5選

①生涯投資枠1,800万円まで非課税

②非課税保有期間無期限化

③旧NISAと併用可能

④非課税投資枠再利用可能

⑤最速5年で非課税枠を使い切れる(もちろん10年15年20年30年でもOK)

 

①低コストで優良な株式インデックスファンドに

②15年以上淡々と投資し続ける

③暴落がきても売らずひたすら持ち続ける

④ヘタな売買はしない

 

らん
もし夫婦2人でこの枠を使い切れば総額3600万円です
ナビ
これを運用できれば十分「億れる」1億円の金融資産、億り人にもなれる可能性あるポテンシャルです

ただ、これだけの税制優遇があるということはどこかで増税される可能性もあります。

金融所得課税が20%→25%→30%に上がったり、消費税が上がったりというどこかにしわ寄せがいくかもしれません。

ということは

新NISAを利用して税制優遇受ける人と

新NISAを利用せず税負担だけ増える人

新NISAを利用しても利益を出せない人

では、金銭的に差が付きそうです。

新NISAはやったほうがいいから、やらないと損と言えるレベルになりました。

特に20代や30代の若い人は今から新NISAを正しく活用すれば、人生かなり有利に生きられるはすです。

それぐらいインパクトある改正です。

もちろん投資は目的ではなく人生の選択肢を増やす手段の一つです。

慌てず自分のペースで資産形成していきましょう。

まだ証券口座を持ってない人や新NISA制度の恩恵を受けるには

①証券口座を作って

②利益が出る投資をすること

おすすめの証券口座は楽天証券SBI証券です。

「楽天経済圏」の住人や証券口座を見やすさ使いやすさを重視するなら楽天証券

それ以外の人はSBI証券がおすすめです。

ナビ
現状ではポイント制度も含め総合的にはSBI証券が頭一つ抜けていて1番おすすめです
らん
楽天証券も使いやすくて初心者向けなので迷う人は両方口座開設してもいいです

下記に口座開設リンクを置いておきますのでぜひ活用ください。

新NISAは素晴らしい改正になりました。

投資に期待しすぎはダメですが良い制度は積極的に利用しましょう。

ありがとうございました。

※情報には最新の注意を払っていますが、間違ってる可能性もあるので、正確な情報を知りたい方は金融庁公式サイトをご覧ください。

最後に投資に絶対はありません。

損する可能性は限りなく低いと絶対損しないはイコールではありません。

投資には元本割れや為替リスクもあります。

数年間含み損を抱えて辛い期間や途中、大暴落に巻き込まれることもあります。

投資の最終判断はご自身の責任でおこなってください。

関連記事

投資の勉強ってどこから手をつけたらいいか分からず困ってませんか? 少し勉強しても結局どうすればいいか分からず行動にうつせず困ってませんか? そんな悩みを解決する方法があります。 らん 「ほったらかし投資術」を読ん[…]

関連記事

政府が「貯蓄から投資へ」という政策目標を掲げてもまだまだ投資してない人が圧倒的に多いのが日本です。 日本人にとっての投資先はまだまだ「銀行預金」なのが事実。 2,016年と少し古いですが、下記は米国と日本の家計金融資産の構成を比[…]

関連記事

「why? Japanese People‼︎」でお馴染みの、お笑いタレント厚切りジェイソン氏 。 彼が「ジェイソン流お金の増やし方」という書籍を出版しました。 [itemlink post_id="6123"] […]

関連記事

本記事は”サイドFIREしたい人がインデックス投資と高配当株投資どっちがいいか”悩んでる方への記事です。   らん 理論上はインデックス投資が最適解と言われるけど、高配当株も気になる…。インデックス投[…]

関連記事

投資を始める時は何に投資すればいいかわからないですよね。   悩んでる人 仕事や家事、育児に忙しいから投資に時間をかけれない   悩んでる人 会社の決算書とか分析とか全然わからない &n[…]

関連記事

  らん 資産運用始めようと思ったら証券会社ありすぎてわからない らん 自分に合った証券会社を知りたい こんな悩みを解決します。   ☑️[…]

関連記事

悩んでる人 楽天証券でiDeCoを始めようと思ってるけどちゃんと開設できるか不安。周りにiDeCoしてる人もいなく聞けないし 悩んでる人 会社にも伝えないといけないらしいけど、途中でわからなくなったらどうし[…]

関連記事

今後、人口減少が確実な日本で経済的に豊かになるにはどうすればいいでしょうか?     日本が高度経済成長期では モノを作れば売れ 企業が儲かり 給料も増え消費活発   […]

関連記事

  悩んでる人 30代子持ちでセミリタイアしようとしても養育費や教育費もかかるから無理だよね。DINKSならともかく、子供二人いてこれから支出も増えてくるだろうし     […]

関連記事

昨今、ブームになってるFIREやセミリタイア。   テレビやメディアでも多く取り上げられるようになり、SNSでは実際にFIREされた方を見る機会も増えました。     終身雇用[…]

関連記事

  悩んでる人 米国ETFを定期的に購入したいけど方法が知りたい   悩んでる人 ETFを手動で買付するのがめんどくさい   こんな悩みを解決します。 &[…]

関連記事

  悩んでる人 セミリタイアするには最低3,000万円は必要って聞くけど、足りるかな?セミリタイア後の仕事や収入の考え方は?   悩んでる人 FIREに必要な資産が多すぎない⁈1億円必要とか。現実的[…]

 

スポンサーリンク
ナビブログの最新情報をチェック‼︎