【2021年最新】廃止されるジュニアNISAの概要と楽天・SBI証券おすすめ銘柄も紹介

2016年に始まったジュニアNISAが2023年末をもって廃止されることが決定しました。

 

ジュニアNISAは、

18歳まで原則資金を引き出せない強力な払い出し制限があり

まったく人気がありませんでした。

 

2021年6月末時点の口座開設数は以下

出典:金融庁 NISA・ジュニア NISA 口座の利用状況調査(2021年6月末時点)

 

らん
ジュニアNISA圧倒的不人気(T . T)

 

不人気な理由は18歳まで原則引き出せない強力な払い出し制限のせいでしょう。

 

ですが、ジュニアNISA廃止にともない、2024年以降は払い出し制限が撤廃。

 

✔︎2024年以降は、

・資金を非課税で

・いつでも利益確定でき

・いつでも引き出し可能

になるため、非常に使い勝手が良くなりました。

 

 

ナビ
最初からこうしとけばいいのに( ̄^ ̄)ゞ
らん
廃止により使いやすくなるという皮肉

 

そこで今回は使いやすくなったジュニアNISAについてまとめました。

 

子供がいてジュニアNISA利用しようか迷ってる人の判断材料にしてもらえたらと思います。

 

結論は

☑️両親がつみたてNISAまたはNISAを利用してる

☑️投資期間が10年以上あり

☑️投資資金に余裕があるなら

おおいに利用価値ありです。

 

逆に、

両親がつみたてNISAまたはNISAを利用していない

投資資金を数年以内に使う予定

投資資金に余裕がない場合

は利用はおすすめしません。

 

 

ナビ
ちなみに私もジュニアNISA利用してるよ

 

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☑️本記事の内容

①ジュニアNISAの概要

②ジュニアNISAのメリット

③ジュニアNISAのデメリット

④ジュニアNISAを利用したほうがいい理由

⑤ジュニアNISAおすすめな人とおすすめではない人

⑥【2021年】ジュニアNISAおすすめの投資先と銘柄

⑦ジュニアNISA口座開設おすすめの証券口座

 

自分はジュニアNISAを利用したほうがいいのか

ジュニアNISAのおすすめ投資先とおすすめの証券口座

ジュニアNISAの出口の運用方針の考え方

ジュニアNISAの概要

ジュニアNISAはジュニアNISA口座内で投資した、株式や投資信託の配当金や売却益の利益が非課税になる制度です。

 

いわば、ジュニアNISAは子供用のNISAです。

 

親は、つみたてNISA またはNISA

子供はジュニアNISA

を利用することで家族全体の非課税投資枠を増やすことができるのがメリットです。

 

☑️ジュニアNISA概要

ジュニアNISA利用できる人

日本に住む0歳〜19歳の人(口座を開設する年の1月1日現在)

 

非課税投資枠 年間最大80万円
非課税期間  5年間 ※期間終了後、新たな非課税投資枠(ロールオーバー)可能
投資可能期間 2,016年〜2,023年まで
払い出し 18歳まで払い出し制限あり

 

ジュニアNISAの注意点

・1人1口座まで

・その年の非課税投資枠が余っても翌年に繰越しできない

・払い出しする場合は「口座廃止」する

・損益通算や繰越控除できない

ジュニアNISAは子供一人につき1口座で一つの金融機関でしか開設できません。

 

ナビ
どこの証券会社で開設するかあらかじめ決めておきましょう

 

また、その年の非課税投資枠が余っても翌年に繰越しできません。

 

仮に一分売却したからといって、

☑️売却分の非課税枠が再利用できない

ので注意が必要です。

 

またジュニアNISA口座内の資金はいつでも売却できますが、払出したい場合は「口座廃止」する必要があります。

 

ジュニアNISAを売却した際に損失が出ても、他の証券口座の利益と損益通算もできません。

 

ナビ
損失の繰越控除(3年間)もできないので覚えておきましょう
ジュニアNISAについてわからないことがあれば、金融庁のジュニアNISA Q&Aを参考にしてみてください。

ジュニアNISAのメリット

メリット 運用益や分配金が非課税

ジュニアNISAのメリットは運用益や分配金が非課税になることです。

本来、20.315%の税金が取られるところをジュニアNISAを利用すれば非課税で受け取れます。

 

仮にジュニアNISA内で購入した投資信託が

元本400万が700万に増えた場合、

本来なら利益300万円の約20%の60万円が税金として引かれ手取りは640万円になります。

これがジュニアNISAを利用していればそのまま利益300万円で700万円の受け取りになります。

 

ナビ
ジュニアNISAを使わないだけで60万円の税金を取られるのは大きいよね
らん
60万あれば海外旅行行ける額よね
投資するうえで税金はできるだけ払わないのが鉄則です。
税金分パフォーマンスに影響するので節税できるところは抑えたいですね。

ジュニアNISAのデメリット

原則18歳まで引き出せない(強力な資金拘束)

解約すると遡って課税される

※上記のデメリットはジュニアNISA廃止によって解消されました。

デメリット 原則18歳まで引き出せない(強力な資金拘束)

ジュニアNISAは「子どもが原則18歳になるまで原則引き出せない」のが1番のネックでした。

引き出すことは可能ですが過去に遡って利益に課税されるため非課税のメリットが失われてしまうのです。

原則18歳まで引き出せないルールは学費で一番費用が大きい大学資金を想定した設計だったのでしょう。

 

大学には多くの資金が必要ですが、

・もし中学から私立に行くことになり資金が必要

・高校から資金が必要になった

など、自由に資金を使えないのがネックでした。

 

できれば引き出さなくていいよう資金を準備できてるほうがいいのですが、

この使い勝手の悪さが不人気の原因でした。

デメリット 解約すると遡って課税される

子ども原則18歳になるまで資金拘束があり、もし引き出す場合は解約、廃止になり遡って課税されました。

せっかくの非課税メリットが失われてしまうため大きなデメリットでした。

 

裏を返せば、

・強力な資金拘束

・遡って課税する

ことにより一定の拘束力を保ってました。

 

ナビ
一定の拘束力があるため確実に貯めれるメリットもあるのですが、課税されるとなると使い勝手は極端に悪いです

 

日々の生活や老後資金もままならない中で

子供の将来のために資産運用してあげる余裕もない

教育費を準備するにはあまりにも使い勝手が悪すぎる

 

その結果、ジュニアNISAは不人気で廃止されることになりました。

 

ナビ
当然の結果ですよね

 

ですがジュニアNISA廃止にともない、

2,024年以降はいつ引き出しても非課税になるのでとても使いやすくなります。

ジュニアNISA利用したほうがいい理由

ジュニアNISA利用した方がいい理由は非課税枠が増えることです。

 

”廃止前と廃止後”をまとめると以下です。

①子供が18歳になるまで原則払い出し不可

②もし払い出した場合、遡って課税

 

①2024年以降は子供が18歳になるまでずっと非課税で運用可能

②いつ解約しても非課税

 

らん
最初からこのような制度設計したらよかったのに

 

投資余力があるなら世帯なら利用しない手はありません。

 

子供2人世帯で2022年スタートでも、

・2022年80万円

・2023年80万円

✖️2人分で、合計320万円が非課税

で運用できます。

 

たとえば

・夫婦でつみたてNISA×2人分で80万円

・ジュニアNISA×2人分で160万円

合計年間240万円非課税

で運用可能です。

 

2023年12月をもってジュニアNISA制度は廃止されます。

 

2024年以降ジュニアNISA口座に入っていたお金のうち投資してから5年を経過したお金から「継続管理勘定」という口座に移管されます。

 

らん
継続管理勘定ってなにそれ?
とりあえず子どもが18歳になるまで「仮置きする場所」みたいなところです。
イメージは以下です。

出典:金融庁 ジュニアNISAのポイント

 

ナビ
とりあえず継続管理勘定という別の口座に移管されると思ってもらえばいいです

 

継続管理勘定に移管されたお金は引き続き非課税で運用が可能です。

 

子どもが成人したら普通のNISA口座に移すことができそのまま長期で運用できます。
☑️普通のNISAとは、一般NISAのことです
らん
そのまま子どもにバトンタッチしてあげてもいいよね
これまで説明した通り、お金が必要になれば2,024年以降はいつでも解約でき非課税の恩恵も受けれます。

 

子どもが成人してもそのまま非課税で引き続き運用も可能です。
ナビ
これで文句なしですね

ジュニアNISAおすすめな人とおすすめではない人

ジュニアNISAおすすめな人

・資金利用まで15年以上期間がある人

・十分な投資余力がある人

・0歳〜3歳の子供がいる家庭

 

一般に株式投資は15年以上の期間以上運用するとマイナスにならないと言われています。

 

ここでいう株式投資は米国や全世界株式インデックスファンドのことです。

 

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子どもが0〜3歳までの人

ジュニアNISA口座のお金を使う時期まで15年以上期間を取れる

 

 

ナビ
長期で運用できる人は積極的に利用検討しよう

 

ただし株式投資は余裕資金でおこうなうのが鉄則です。

 

生活防衛資金を確保したうえリスク許容度の範囲内で十分な投資資金がある場合のみ利用しましょう。

ジュニアNISAおすすめできない人

おすすめできる人とは逆で、

資金利用まで期間が短い人

投資余力が少ない人

これらの人にジュニアNISAはおすすめできません。

 

資金利用まで利用期間が短いと損失を被る可能性が高まり短期間ではマイナスになる可能性が高いからです。

 

らん
教育費が必要な時に株式市場が暴落中で損切りするなど目も当てられない状況は絶対避けなければなりません

 

・そもそも投資余力が少ない人

・長期で運用期間が取れない人

にはジュニアNISAはおすすめできません。

【2021年最新】ジュニアNISAおすすめの投資先と銘柄

ジュニアNISA口座での”投資先”は以下のものが対象です。

・個別株
・株式ファンド
・債券も含めたバランスファンド

当ブログおすすめの投資先は幅広く分散された株式ファンドです。

 

特に

・S&P500連動の米国株インデックスファンド

・VTのような全世界株式のインデックスファンド

がおすすめです。

 

具体的な銘柄は以下です。

 

☑️S&P500指数連動の投資信託

・イーマクシススリムS&P500

・SBI・V・S&P500

 

☑️全米株式指数連動の投資信託

・SBI・V・全米株式インデックスファンド

・楽天全米株式インデックスファンド

 

☑️全世界株式指数連動の投資信託

・イーマクシススリム全世界株式インデックスファンド
・SBI 全世界株式インデックスファンド

 

 

☑️ジュニアNISAで一番お伝えしたいのは、
ジュニアNISA口座内のお金を使うタイミングが決まってる場合(教育費目的など)は
出口(ジュニアNISA口座内の資金を使うタイミング)が近づくにつれてリスクを下げていくのが大切
ということです。
教育費を貯める目的でジュニアNISAを活用する場合
①2022年〜2,023年はリスクを取って米国株式に投資する
②2024年以降はリスクを抑えて貯金で貯める

教育費目的でジュニアNISA利用する場合は、必ず貯金と並行して資金を貯めましょう。

 

ナビ
決して貯金せず投資に全振りし、いざ教育費が必要な時に市場が暴落中でなくなく損切りは避けなければなりません。

 

①ジュニアNISA投資初期段階はリスクを取って株式へ投資し

②以後は貯金で貯めるようにして
出口(資金を使うタイミング)が近づくにつれリスクを下げていくのが重要です。

ジュニアNISA口座開設おすすめの証券口座

ジュニアNISA口座は途中で金融機関を変更できないのでネット証券大手の楽天証券or SBI証券がおすすめ。 

 

どちらも全米株式や全世界株式インデックファンドに手数料最安値で投資できます。

 

ただし、注意点が一つあります。

⭕️SBI証券のジュニアNISA口座では米国株などの外国株に投資可能ですが

楽天証券のジュニアNISA口座では米国株などの外国株には投資できません

 

インデックスファンド(投資信託)に投資する分にはどちらの証券会社でも良いですが、

投資信託ではなく

・VOOやVTI、VT、VYMなどの米国ETF

・米国の個別株

を買いたい人は

楽天証券のジュニアNISAでは購入できないのでSBI証券でジュニアNISA口座開設してください。

 

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また教育資金を準備するのに投資だけではリスクが大きいです。


ジュニアNISAを利用して教育費の準備をする場合は

「貯金+投資」を併用しよう

 

投資に絶対はないし未来は誰にも読めません。

 

過去のデータで米国株を15年以上保有すればマイナスにならなかったのも過去に過ぎません。

 

今後も必ずマイナスにならない保証はないので、貯金で確実に準備しておくことも忘れないようにしよう。

 

どうしてもマイナスや暴落が心配な人は

・貯金の割合を多めに

・ジュニアNISA利用投資割合を少なめにする

などしてリスクを抑えた運用を心がけましょう。

 

決して無理してリスク資産を多くしすぎないように注意してくださいね。

 

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まとめ:投資目的に合い投資余力がある長期運用できるなら利用価値あり

今回はジュニアNISAについて解説しました。

ジュニアNISAは廃止により、使い勝手が良くなりました。

 

本記事の結論

☑️両親がつみたてNISAまたはNISAを利用してる

☑️投資期間が10年以上あり

☑️投資資金に余裕があるなら

おおいに利用価値ありです。

 

逆に、

両親がつみたてNISAまたはNISAを利用していない

投資資金を数年以内に使う予定

投資資金に余裕がない場合

は利用はおすすめしません。

 

法改正前のデメリット

①子供が18歳になるまで原則払い出し不可

②もし払い出した場合、遡って課税

 

①2024年以降は子供が18歳になるまでずっと非課税で運用可能

②いつ解約しても非課税  

 

☑️ジュニアNISAおすすめな人

0歳〜3歳の子供がいる家庭

資金利用まで15年以上期間がある人

十分な投資余力がある人

 

☑️ジュニアNISAおすすめできない人

資金利用まで期間が短い人

投資余力が少ない人

 

ジュニアNISAは制度廃止にともない利用価値が上がりました。

使える世帯は積極的に「使わないともったいない」です。

 

リスク許容度の範囲で15年20年と自信を持って長期保有できる米国株や全世界株ファンドに投資して着実に資産形成していきましょう。

 

らん
ジュニアNISAに興味持った方はぜひ利用を検討してみてください

 

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