サイドFIREならインデックス投資と高配当株どっち?【両方やった私が高配当ETFを売却し一本化した理由】

悩んでる人
サイドFIREを目指すなら、インデックス投資と高配当株投資どっちがいいの?

 

悩んでる人
理論上はインデックスが最適って聞くけど、配当金の安心感も捨てがたい。実際に両方やった人の本音が聞きたい

こんな悩みを解決します。 先に私の立場を正直に書きます。私は長年「どっちも派」でした。eMAXIS Slim S&P500・SBI・VのS&P500・楽天VTIといった米国株インデックスファンドと並行して、VYM・HDV・SPYDの高配当ETF3本を保有していました。 そして新NISAの開始と同時に、高配当ETF3本をすべて売却し、eMAXIS Slim S&P500に一本化しました。 この記事では、両方を実際に運用した人間として、①なぜ一本化したのか(理由7つ)、②それでも高配当株投資を否定しない理由、③あなたがどちらを選ぶべきかの判断基準、を解説します。どちらかの陣営のポジショントークではなく、両方買って、片方を手放した人間の記録です。

✔️本記事でわかること ①「どっちも派」だった私が高配当ETFを売却した7つの理由 ②インデックスと高配当、それぞれの本当の向き・不向き ③サイドFIRE準備段階の わが家の現在の方針と、その前提

 

結論:資産形成期の私には「インデックス一択」だった

わが家は現在、夫婦で労働時間を減らすセミリタイア(サイドFIRE)への移行を具体的に準備している段階です。その私の現時点の結論はこうです。

資産形成期〜サイドFIRE初期は、S&P500インデックスファンドの積立一本。高配当株は「今の私には」不要。

ポイントは「今の私には」という条件付きなこと。これは高配当株投資の否定ではありません。順を追って説明します。

高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)を売却した7つの理由

理由① トータルリターンでインデックスが上回る傾向

両方を並行保有して数年、わが家の口座で起きたことはシンプルでした。トータルリターン(値上がり+配当の合計)では、S&P500インデックスが高配当ETFを上回る傾向が続いたのです。配当をもらっても、再投資の手間と課税を挟むぶん、複利の効率で差がつきます。

理由② 資産形成中は「最高効率」を優先したいから

サイドFIREに向けた資産形成期の目的はただ一つ、資産の最大化です。目的が明確なら、手段は効率で選ぶべき。配当という「途中でお金を受け取る仕組み」は、形成期にはむしろ効率のブレーキになると判断しました。

理由③ 配当は受け取るたびに課税され、資金効率が落ちる

特定口座では配当受取のたびに約20%課税されます(米国ETFはさらに米国源泉10%が先に引かれ、取り戻すには外国税額控除の確定申告が必要)。インデックスファンドは分配せずファンド内で再投資されるので、課税を先送りしながら複利をフル回転できます。同じ株を持つのでも「お金の通り道」で効率が変わるのです。

理由④ 外国税額控除が、正直、手間だった

理屈では取り戻せる米国源泉10%も、毎年の確定申告での外国税額控除の作業は地味に面倒でした。数年やって「この手間は自分の人生から削っていい」と判断しました。制度の理解と実務の負担は別物です。

理由⑤ 取り崩しは「定率・定額売却機能」で仕組み化できると判断

高配当派の最大の論拠は「出口が簡単(売らずに配当を使うだけ)」です。ここは私も認めます。ただ、楽天証券・SBI証券には投資信託の定期売却機能(定額・定率)があり、4%ルールの範囲内で機械的に取り崩す仕組みが作れます。「自分年金の自動化」はインデックスでも可能になった、というのが私の判断です。

ナビ
正直に付け加えると、取り崩しはまだ実践していません。理屈で最適でも、実際に売って暮らす心理はやってみないとわからない。ここは実行後に必ずこのブログで報告します

 

理由⑥ わが家のサイドFIREは「労働収入が残る」設計だから

わが家の計画は完全リタイアではなく、夫婦でゆるく働き続ける形です。試算では労働収入で生活費をほぼまかなえる見込みで、資産を取り崩す必要がそもそもほとんどない。さらに将来は夫婦とも年金収入も見込めます。「今のキャッシュフロー」を配当で作る必要性が、わが家の設計には存在しなかったのです(※働き方の詳細は現在調整中で確定ではありません。変わったらそれも正直に書きます)。

理由⑦ 高配当は銘柄選定・タイミングの労力が大きい

高配当投資は減配リスクの見極め、買い場の判断など、インデックスに比べて時間と労力がかかります。数年やってみて、その時間を家族と副業に回す方が わが家の人生のリターンは高い、と結論しました。

それでも高配当株投資を否定しない理由

ここまで読むと高配当ディスに見えるかもしれませんが、違います。両方やったからこそ、それぞれの得意分野がはっきり見えました。

インデックス投資 高配当株投資
入り口 簡単(積立設定して放置) 難しい(銘柄選定・買い場判断)
出口 難しい(自分で売る決断が要る) 簡単(配当を受け取るだけ)
向いている目的 将来の資産額の最大化 今のキャッシュフローの増加
向いている人 万人向け・初心者向け(知識ゼロから始められる) 人を選ぶ・中上級者向け(財務や減配リスクを見る目が要る)

もう一つ大事な軸が「難易度」です。インデックス投資は仕組み化すれば誰でも同じ結果を得られる万人向けの手法。一方、高配当株投資は銘柄選定の実力がリターンに直結する、人を選ぶ手法です。投資初心者がいきなり高配当個別株から入るのは、私はおすすめしません。 つまり「どっちが正しいか」ではなく、あなたの目的がどっちかの問題です。

・今の生活費に配当を上乗せしたい、取り崩しの心理的ハードルが怖い → 高配当は合理的な選択 ・資産形成期で、将来の資産を最大化したい → インデックスが合理的

私の場合は「労働収入が残るサイドFIRE設計×資産形成期」だったのでインデックスに寄せた。それだけの話です。完全リタイアで労働収入ゼロを目指す人なら、同じ検討をして高配当を選んでも何もおかしくありません。

らん
「両方正解になり得る」って結論は歯切れが悪く見えるけど、投資は目的から逆算するものだから、これが誠実な答えなのよね

 

わが家の現在の方針まとめ

・積立はeMAXIS Slim S&P500一本(新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠とも) ・高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)は新NISA開始時にすべて売却済み ・出口は将来、定率・定額売却で4%ルール内の取り崩しを想定(未実践。実行したら結果を公開します) ・この方針は今後変わる可能性があります。状況・目的・考えが変われば方針を変えるのはむしろ健全だと思っているので、実践しながら学び、変わったら理由ごとこのブログに書きます

 

まとめ

・両方保有した結果、資産形成期の効率ではインデックスに軍配。わが家は新NISAを機に一本化した ・理由は「トータルリターン」「課税と資金効率」「手間」「労働収入が残る設計」の掛け算 ・ただし高配当は「今のキャッシュフロー」を作る目的なら今も有力。優劣ではなく目的の違い ・インデックスは入口簡単・出口難しい。高配当は入口難しい・出口簡単。この非対称を理解して選べば、どちらも正解になり得る ・投資に唯一の正解はない。自分の目的に合っていて、心地よく続けられる投資が、あなたにとっての正解。もちろん両方やるのもあり——私も長年そうでした
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