本記事は”サイドFIREしたい人がインデックス投資と高配当株投資どっちがいいか”悩んでる方への記事です。
理論上はインデックス投資が最適解と言われるけど、高配当株も気になる…。インデックス投資だけの人は、配当金が羨ましく思える…。
この悩みは多くの投資家が一度は通る道ではないでしょうか。
インデックス投資派の悩み
・日々のキャッシュフローが増えない
・サイドFIRE後、取り崩しが実践できるか心配
・長生きした時に資産が足りるか心配
高配当株投資派の悩み
・インデックス投資に比べ税金分複利効果が弱くトータルリターンが劣る
・購入タイミングが難しい
・減配&無配が心配
サイドFIRE目指してインデックス投資と高配当株投資両方実践してる筆者がそれぞれのメリットとデメリットをお伝えします。
・インデックス投資
・高配当株投資
はどんな人に向いてるのかも体験談を踏まえてお伝えします。
SNSやメディア、書籍などでも認知度が高まってきているFIRE。 らん いつかはFIREして家族と自由に暮らしたいな ナビ FIREしたいけど子供の学費もあるし到底無理そう思ってる人も[…]
本記事の結論は以下。
☑️本記事の結論
・インデックス投資は資産拡大、高配当株投資はキャッシュフロー拡大に向いている
・どちらか一つに決める必要はなく投資目的や価値観、好みで自分に合った手法を実践しながら経験していく
・筆者はインデックス投資と高配当株投資両方するのが良いと感じている
①指数全体に幅広く分散投資するため誰でも再現性が高いリターンが得られる
②インデックスファンドのほうがほとんどのアクティブファンドより高いリターンを得られる
①現金が必要な時は資産を売却するため心理的ハードルがある
②収入の分散にならない
①定期的に配当金を受け取れるためキャッシュフローが増える
②すぐに配当金が受け取れ今使えるお金が増えるので生活が良くなってる実感が湧きやすい
③将来受け取れる配当金が読みやすいので生活設計しやすい
①インデックス投資に比べ分散効果が弱い
②キャピタルゲインは期待しにくい
③過去、インデックス投資に比べトータルリターンは劣る傾向にある
インデックス投資・高配当株投資とは
インデックス投資とは
・日本株式=日経平均(日経平均、日経225)、東証株価指数(トピックス)
・米国株式=NYダウ(ダウ平均株価)、S&P500指数、ナスダック総合指数
インデックス投資は、市場全体の値動きに連動する成果を目指すタイプの投資スタイルのこと。
高配当株投資とは
安定・連続して高配当となっている優良銘柄を保有し、インカムゲインを定期的に得る投資スタイルのこと。引用:楽天証券 トウシル
☑️高配当株投資の中でETFとは
・投資信託と株式それぞれの特徴を併せ持った金融商品。
・1銘柄で幅広く分散されリアルタイムで値動きが変わるのが特徴
どっちも良さがあるのでどちらか一つにする必要はないと思います。
興味あれば両方やればいいかなと。
投資信託とETFの違いについて詳しく知りたい人は【初心者向け】投資信託とETFの違いについてわかりやすく解説をご覧ください。
インデックス投資、高配当株投資のメリット・デメリット
インデックス投資のメリット
①指数全体に幅広く分散投資するため誰でも再現性が高いリターンが得られる
②インデックスファンドのほうがほとんどのアクティブファンドより高いリターンを得られる
①指数全体に幅広く分散投資するため誰でも再現性が高いリターンが得られる
インデックス投資は特定の指数全体に幅広く投資するため再現性の高いリターンを得ることができます。
例えばS&P500や全世界株式のインデックス(指数)に投資すれば、みんな同じリターンを得ることができます。
投資を始める時は何に投資すればいいかわからないですよね。 悩んでる人 仕事や家事、育児に忙しいから投資に時間をかけれない 悩んでる人 会社の決算書とか分析とか全然わからない &n[…]
②インデックスファンドのほうがほとんどのアクティブファンドより高いリターンを得られている
70〜80%のアクティブファンドがインデックスファンドに負けているというデータがあります。
出典:モーニングスター“アクティブVSパッシブ”新手法で検証、コストが明暗
インデックスファンドが最強の理由を、下記のクリスティー・シェン氏『FIRE 最強の早期リタイア術:お金から自由に慣れる究極メソッド』でも紹介されています。
インデックス投資のデメリット
①現金が必要な時は資産を売却するため心理的ハードルがある
②収入の分散にならない
①現金が必要な時は資産を売却するため心理的ハードルがある
インデックス投資は配当金が少ないため投資資産で生活する場合、資産を取り崩す必要があるため心理的ハードルがあります。
4%ルールを元に、楽天証券の定期売却サービスなどを活用し資産を取り崩します。
4%ルールとはトリニティスタディという、トリニティ大学の教授3人が
・米国株式、米国債権それぞれ50%投資し
・4%ずつ取り崩せば30年後にも資産が残ってるという研究結果
4%ルールはFIREする方法と必要な資産、4%ルールについて解説【セミリタイア】をご覧ください。
人は貯めて増えたお金を減らすと少なからずストレスがかかりますよね。
特に長期でインデックス投資を継続してきた人は倹約の人が多い印象。
・売却せずに運用し続ければ
・さらに増えると知ってるのに
・取り崩すのは逆行する行為
ストレスなく取り崩せるか、買いより売りが難しいのがインデックス投資でデメリットにもなります。
②収入の分散にならない
インデックス投資で運用中は、収入の分散にはなりません。
口座残高は増えていますが、売却するまでキャッシュは入ってきません。
例えば、
・毎年100万円をインデックス投資に入金してる場合
・キャッシュフローは毎年100万円の赤字です
なぜなら含み損益はキャッシュフローに影響しないからです。
インデックス投資を売却して初めて莫大なキャッシュフローが計上されます。
高配当株投資のメリット
①定期的に配当金を受け取れるためキャッシュフローが増える
②すぐに配当金が受け取れ今使えるお金が増えるので生活が良くなってる実感が湧きやすい
③将来受け取れる配当金が読みやすいので生活設計しやすい
①定期的に配当金を受け取れるためキャッシュフローが増える
投資資産で生活する場合、インデックスファンドは資産を取り崩す必要がありました。
高配当株投資は配当金を定期的に受け取れるため資産を取り崩すことなく現金が手に入ります。
元本はそのままで配当金で生活するイメージです。
②すぐに配当金が受け取れ今使えるお金が増えるので生活が良くなってる実感が湧きやすい
VYMなどの米国高配当株ETFだと3ヶ月に一度配当金が受け取れます。
証券口座に定期的に配当金が入金されるので収入が読みやすいです。
・月額3,000円の配当金だと格安SIM代が払える
・月額1万の配当金だと光熱費が払える
・月額8万円の配当金だと家賃は払える
と生活費として実感しやすいです。
増配もあるので、年々受け取る配当金が増えモチベーションが保ちやすい。
③将来受け取れる配当金が読みやすいので生活設計しやすい
・投資元本が〇〇円で
・利回り○%の高配当株投資で
・運用できれば
・何年後にはいくら配当金が受け取れるか
計算しやすいですね。
もちろん減配もありますがETFであれば分散されてるので大幅に減ることは考えにくいです。
サイドFIREの場合、
・元本5,000万円で税引き後利回り4%で運用できれば年間200万円(月額16.6万円)の配当金が受け取れる
・配当金月16.6万円で基礎生活費を確保
・好きな仕事で月10万円稼ぎ遊興費を確保する
という生活設計をイメージしやすいのが高配当株投資です。
FIRE、セミリタイア、サイドFIREについてより詳しく知りたい人は、3,000万でセミリタイアする方法とFIREしてる人の共通点3選をご覧ください
高配当株投資のデメリット
①インデックス投資に比べ分散効果が弱い
②キャピタルゲインは期待しにくい
③過去、インデックス投資に比べトータルリターンは劣る傾向にある
①インデックス投資に比べ分散効果が弱い
・インデックス投資は数百〜数千銘柄に分散
・高配当株投資は数十〜数百銘柄に分散で
分散しきれていません。
☑️王道のインデックス投資の銘柄数
・S&P500=約500銘柄
・VTI=約4,000銘柄
・VT=約8,000銘柄
☑️人気の米国高配当株投資の銘柄数
・VYM=約400銘柄
・HDV=約75銘柄
・SPYD=約80銘柄
高配当株投資はインデックス投資に比べ銘柄数が少ない。
②キャピタルゲインは期待しにくい
米国高配当ETFは配当利回りが高い企業に投資するため、今をときめくGAFAMが含まれていません。
株価の成長性は大きくは期待しない代わりに配当狙いの投資。
S&P500やVTI、VTのインデックス投資は時価総額加重平均型で、
・時価総額が大きな会社には多くの割合
・小さな会社には少ない割合で
投資されていて最も効率的です。
基本的に高配当株投資は配当を出す企業郡で成熟してる企業が多いです。
・事業基盤が確立し
・事業投資に資金を使うケースが少ないため
・株主還元で配当を出す
傾向にあります。
高配当株投資はキャピタルゲイン狙いではなくインカムゲイン狙いの投資スタイルです。
③過去、インデックス投資に比べトータルリターンは劣る傾向にある
インデックス投資と高配当株投資のトータルリターンを比較してみます。
下記は、S&P500とVYM、HDV、SPYDの過去5年間のチャートです。
オレンジ色=S&P500
ブルー=VYM
グリーン=HDV
イエロー=SPYD
過去5年、S&P500がVYM、HDV、SPYDよりリターンは上回っています。
特に2,020年3月のコロナショック以降はその差が顕著に出ています。
今後はわかりませんが過去このような結果になっています。
まとめ:実践しながら投資目的に合った投資手法を選ぼう
サイドFIREするならインデックス投資と高配当株投資はどちらがおすすめかを考えてみました。
☑️結論
・インデックス投資は資産拡大、高配当株投資はキャッシュフロー拡大に向いている
・どちらか一つに決める必要はなく投資目的や価値観、好みで自分に合った手法を実践しながら経験していく
・筆者はインデックス投資と高配当株投資両方するのが良いと感じている
①指数全体に幅広く分散投資するため誰でも再現性が高いリターンが得られる
②インデックスファンドのほうがほとんどのアクティブファンドより高いリターンを得られる
①現金が必要な時は資産を売却するため心理的ハードルがある
②収入の分散にならない
①定期的に配当金を受け取れるためキャッシュフローが増える
②すぐに配当金が受け取れ今使えるお金が増えるので生活が良くなってる実感が湧きやすい
③将来受け取れる配当金が読みやすいので生活設計しやすい
①インデックス投資に比べ分散効果が弱い
②キャピタルゲインは期待しにくい
③過去、インデックス投資に比べトータルリターンは劣る傾向にある
本記事で一番お伝えしたいのは、どちらの投資手法が優れているかではなく、投資目的に合った手法を選んでほしいことです。
そう言われても
・そもそも投資目的が定まっていない
・どちらの投資手法が合ってるかわからないから困っている
・自分にはできるか不安
と感じてる場合、
迷ってる場合はまず両方試してみてほしいです。
理論上はインデックス投資が最適解の一つでも長期で実践できなければ意味がありません。
わかるとできるは違う。
だから
・失敗しても致命傷を負わない程度で
・インデックス投資と高配当株投資を少額から始めてみて
・自分と向き合いながら投資経験を積む
投資に正解はなく失敗しながらも少しずつ経験を積んでいきましょう。
サイドFIREや経済的自立をするには投資は欠かせません。
もし証券口座を持ってないのであれば、おすすめの楽天証券やSBI証券の口座開設から最初の一歩を踏み出してみましょう。
最短5分で口座開設申込できます
SBI・V・S &P500インデックスファンドに投資できるネット証券No. 1のSBI証券
・口座開設数No. 1のネット証券
・取引手数料業界最安値
・米国株、ETF定期買付サービス
SNSやメディア、書籍などでも認知度が高まってきているFIRE。 らん いつかはFIREして家族と自由に暮らしたいな ナビ FIREしたいけど子供の学費もあるし到底無理そう思ってる人も[…]
悩んでる人 楽天証券でiDeCoを始めようと思ってるけどちゃんと開設できるか不安。周りにiDeCoしてる人もいなく聞けないし 悩んでる人 会社にも伝えないといけないらしいけど、途中でわからなくなったらどうし[…]
悩んでる人 証券口座開設して投資信託をつみたてNISA活用して積立したいんだよね。だけど、はじめてで、スムーズに口座開設できるか不安だから解説してほしい こんな悩みを解決します。 投[…]
らん 資産運用始めようと思ったら証券会社ありすぎてわからない らん 自分に合った証券会社を知りたい こんな悩みを解決します。 ☑️[…]
悩んでる人 iDeCoって聞くけどややこしくてよくわからないんだよね 悩んでる人 お得って聞くけどサラリーマンの自分は結局やった方がいいの? そんな人のための記事です。 &n[…]
悩んでる人 NISAとつみたてNISAあるけど、どう違うの?それぞれの特徴やメリット・デメリットを知りたい 悩んでる人 これから投資を始める自分にはNISAかつみたてNISAどっちが合ってる[…]
悩んでる人 30代子持ちでセミリタイアしようとしても養育費や教育費もかかるから無理だよね。DINKSならともかく、子供二人いてこれから支出も増えてくるだろうし […]
昨今、ブームになってるFIREやセミリタイア。 テレビやメディアでも多く取り上げられるようになり、SNSでは実際にFIREされた方を見る機会も増えました。 終身雇用[…]
悩んでる人 米国ETFを定期的に購入したいけど方法が知りたい 悩んでる人 ETFを手動で買付するのがめんどくさい こんな悩みを解決します。 &[…]
悩んでる人 iDeCoって聞くけどややこしくてよくわからないんだよね 悩んでる人 お得って聞くけどサラリーマンの自分は結局やった方がいいの? そんな人のための記事です。 &n[…]
悩んでる人 証券口座開設して投資信託をつみたてNISA活用して積立したいんだよね。だけど、はじめてで、スムーズに口座開設できるか不安だから解説してほしい こんな悩みを解決します。 投[…]